歴史
「えもいわれぬ、
珠玉のしずく」
渡辺家が酒造りを始めたのは明治3年(1870年)。五代目 久右衛門が旅先で口にした酒の旨さに感動し、自らが住む飛騨で酒造りを始めました。珠玉のしずく」
その旅先で出会った“旨い酒”に負けない酒をとの一心で醸し上げた酒は好評を博し、「えもいわれぬ、珠玉のしずく」と称され、『蓬莱』と名付けられました。
その後、地元の人はもちろんのこと、明治・大正において飛騨を訪れる文人墨客にも愛され、それ以後も酒造技術の向上をはかり美酒醸造の努力を惜しむことなく今日に至ります。そして、その品質至上主義を貫く成果が、今日数々の受賞暦に現れております。
酒造り
飛騨美酒としての「蓬莱」
日本酒を含め酒はただ酔えればいいというものではありません。だからこそ、造りに、原材料に、味にこだわり“美酒”が生まれていくのです。渡辺酒造では創業以来、伝統と手作りを重視しながら技術を磨き、作り手を育て、さらには全国の銘醸地を訪ねて高度な醸造技術の習得に努め、応用し酒造りを行っております。
また、飛騨の数ある蔵元の中でも数多くの季節限定品、数量限定品を発売しており、「蔵元の隠し酒」「非売品の酒」など“番外品”と呼ばれる通常では販売しない商品を世に出すことで、私たちに新たな日本酒を楽しませてくれる酒を造っております。そこには、五代目 久右衛門が感銘を受けた酒の再現を彷彿させるようです。
杜氏
生ける伝説「板垣 博司」
越後杜氏、丹波杜氏と並ぶ全国的にも有名な南部杜氏の集団の中でも“名人”と呼ばれる板垣 博司氏。岩手県出身で、高校を卒業し18歳で酒造りの世界に入門し、29歳の若さで杜氏となりました。杜氏の技術が素直に現れる純米酒やその技術が高度に応用される吟醸造りを得意とし、平成5年に渡辺酒造に入社以来、「蓬莱」の酒質の独自性を確立し、現在に至ります。
酒造りは杜氏一人で造るわけではありませんが、酒つくりには経験と技に換えるものはありません。
その杜氏の信条は「人間性を高め、分をわきまえ、無心にひたむきに、酒造りに向き合うこと」。
手から手へと今に伝わる醸造技術を生かし美酒を造っております。
飛騨美酒
皆様に愛されて得られた
数々の受賞暦
渡辺酒造では、賞を競い合い、賞を獲るための酒造りはしておりません。数々の受賞暦
それは機械作りの大量生産ではなく、一滴一滴に心を込め蔵人たちが一丸となって手作りの日本酒造りを続けているからです。
しかし、その「蓬莱」という日本酒が世の中でどのような評価をされているのかを知るため、また出品することにより現代の嗜好を学び得るためにコンクールに出品しております。
そして出品することで得られた数々の証は、「米にこだわり、造りにこだわり、甘口でも辛口でもない、甘・辛・酸・渋・苦の五味が調和した旨口の酒を醸す」という蔵元のこだわりと、お客様への品質至上主義を大切にしている現われなのかもしれません。
受賞歴
全米日本酒鑑評会
金賞 蓬莱 吟醸 伝統辛口、純米吟醸 家伝手造り
金賞 蓬莱 吟醸 伝統辛口、純米吟醸 家伝手造り
2011年 秋季全国酒類コンクール
本醸造部門 第1位 審査員特別優秀賞 蔵元の隠し酒
本醸造部門 第1位 審査員特別優秀賞 蔵元の隠し酒
2011年 全国新酒鑑評会 金賞
2011年 春季全国酒類コンクール
本醸造部門 第1位グランプリ 蔵元の隠し酒
本醸造部門 第1位グランプリ 蔵元の隠し酒
世界モンドセレクション(ベルギー・ブラッセル)
クリスタル・プレステージ・トロフィー
クリスタル・プレステージ・トロフィー
世界モンドセレクション(ベルギー・ブラッセル)
最高金賞 大吟醸 極意傳
最高金賞 大吟醸 極意傳
iTQi国際品質審査会(ベルギー・ブリュッセル)
最高位(★★★)3ッ星 超吟しずく
最高位(★★★)3ッ星 超吟しずく