歴史
延宝八年創業
品質至上主義を貫き通す
近江日野(現在の滋賀県日野市)上野田にて家を興す。品質至上主義を貫き通す
蒲生氏郷公の家臣として近江地方で地盤を築き、日野屋佐兵衛と称し江戸時代の初め頃(1680年と伝えられています)から江州日野から本州一円を巡って行商をしていました。
その後、飛騨に商いのため出店を構え、飛騨の人情の細やかさ、自然の美しさ、風俗の麗しさに魅かれて、この地に住み着き、物品販売のかたわら日本酒造りを行いはじめました。
明治時代になって酒造業を家業として行うようになり、昭和31年「天領酒造株式会社」として法人化し現在に至る。
杜氏
天領でしか醸せない酒
杜氏 片桐一成
21歳「自分にしか醸せない酒を造りたい」と秘めていた想いを抱えて、この酒造りの世界に飛び込みました。杜氏 片桐一成
酒造りは重ねれば重ねるほど、奥深さを感じ、自分の未熟さを痛感しております。
酒造りというのは仕込み1本1本を手造りで行うため、工業製品の規格物のように同一のものを造ることは出来ません。
ですから毎年基本に立ち返り、いかに自分の思い描く酒を造れるかを考えていくことが第一だと考えております。
日々鍛錬しながら、皆様にご愛飲していただける酒を醸してゆきたいと思っています。
水と米
100%酒造好適米使用
自社精米による高い品質
酒造好適米は「山田錦」を初め「五百万石」「美山錦」などが有名ですが、天領酒造では、おもに飛騨特産「ひだほまれ」を使用しています。自社精米による高い品質
「ひだほまれ」は北アルプスの麓、飛騨の山間の寒暖の差が大きい水田で栽培される米で、心白は内柔外硬で最適な蒸米になる性質を持っている、飛騨特産の酒造好適米です。
全量、契約農家に依頼して、上品質の原料米を生産。
手間のかかる精米工程は業者などへ委託するのが一般的ですが、安定した品質の精米を行うため、コンピューターを利用した高度な精米機によって24時間体制で万全の精米を天領酒造で行っています。
飛騨山脈から汲み上げる
地下天然水を使用
水は100%天然水を使用。地下天然水を使用
飛騨山脈からの地下水を地下30メートルから汲み上げた正真正銘100%天然水を使用しています。
このお水は軟水で日本酒造りには最適な、天然の無菌水です。
蔵の前にはその水を楽しんでいただける深井戸水を設置し地元の方々に親しまれています。
天領酒造では、毎年、北陸保健衛生研究所による水質検査を実施しています。
また、上記検査を行わない月は、毎月、食品微生物センターにて定期検査を実施しており、安全に配慮した酒造りを行います。
天領の酒
「飛騨を語る飛騨の酒」
高品質の酒造りの証
飛騨の自然の恵みで育った酒造好適米『ひだほまれ』と、太古の昔から脈々と流れる、飛騨山脈からの地下水を、杜氏が魂を込めて醸した天領の日本酒。江戸時代に飛騨を愛した日野屋佐兵衛から脈々と受け継がれた、「飛騨を語る飛騨の酒」です。高品質の酒造りの証
天領酒造では吟醸酒・純米酒・本醸造酒の特定名称酒の占める割合が県下トップクラスです。
地元産の上質な原料米を使用して高品質の酒造りをしている証明です。また、生酒(一度も火入れしていない酒)を出荷する数量が占める割合も県下トップクラスです。
天領酒造では数々の賞を受賞しています。
また、日本国内にとどまらず海外でも、高い評価を受ける高品質の酒を産み出しています。